
資料7 ◎防災拠点の整備について
1 趣旨
大規模災害における適切な防災対策を実施するためには、平素より防災に関する意識の高揚や対応カの向上に努める一方、災害の発生時において、住民が避難し、防災活動を実施するための拠点を確保する必要がある。防災拠点は、平常時には、地域の住民の憩いの場であるとともに、楽しみながらの防災知識の普及啓発や地域の防災リーダーの教育・訓練の場でもある一方、災害時においては、住民や地方公共団体などの防災活動のべ一スキャンプともなるものである。 このため、これらの機能を複合的に有する防災拠点の整備を推進することとともに、特定のものには地方公共団体の災害対策本部のバックアップ機能を付加することとする。
2 防災拠点の種類と役割
(ア) コミュニティ防災拠点 ・概ね自治会、町内会の区域に1カ所設置 ・災害時には、自主防災活動の拠点、住民の緊急避難所、情報連絡所 ・平時には、自主防災組織等の訓練等の活動拠点、住民の憩いの場 (イ) 地域防災拠点 ・概ね小学校区又は中学校区の範囲に1カ所設置 ・災害時には、短中期的な避難生活が可能な避難地、市町村等の現地活動拠点、コミュニティ防災拠点の補完 ・地域防災拠点の広さや位置等に応じ、他の地方公共団体、災害ボランティア又はヘリコプターによる応援の拠点としての機能も付加 ・平時には、防災体験遊具の配置等により、防災意識を高揚 ・体験型地域防災センター等の設置により、市町村の自主防災組織、災害ボランティアの研修の拠点としての位置づけも可能
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